竹田の諏訪神社|湧き水の奥にたたずむ、水を司る神様の社【大分の神社】
- 史帆 市原
- 3月25日
- 読了時間: 5分

静かな湧き水の奥に、ひっそりと佇む神社へ
大分県竹田市にある、清らかな湧き水 泉水湧水。その奥の道を進むとある小さな鳥居と石段。ひっそりと鎮座しているのが「諏訪神社(すわじんじゃ)」です。苔むした石垣に囲まれ、拝殿もとてもシンプル。周りは石の崖と木々に囲まれていて手付かずの自然を感じ、それがとてもいい。
竹田市内には大小さまざまな神社がありますが、ここは特に“水”とのつながりを感じる場所。この記事では、そんな諏訪神社の由緒や神様のお話、そして実際に訪れたときの感覚をお伝えします。
私たちについて
私たちは東京から竹田に移住して10年。シェアハウスと竹田まちホテルという小さな宿を営んでいます。ガイドブックには載っていない竹田のディープスポットや、大分の穴場観光スポットを少しずつ紹介していきたいと思っています。観光地化された場所に刺激を感じなくなった人に、特におすすめです。
諏訪神社とは。大分県竹田市、湧き水の先の神社。

場所は、泉水湧水から徒歩1分ほど。畑の間を曲がる道を進むと静かに神社が建っています。
小さく苔むした石の鳥居をくぐると、その奥に小さな社。社殿はとても簡素で、小ぢんまりとした佇まい。でも、そのぶん自然との境目があいまいで、森と一体になっているような印象も受けました。
でも、なんか諏訪神社って聞いたことあるよな〜私の母も子どもの頃「諏訪神社で遊んだ」と言ってたな〜生まれも育ちも四谷なのにな〜。と思い調べてみると、諏訪神社って全国に約25,000社もあるんですって!!うそ!?ありすぎ。
興味がわいて、さらに調べてみました。
この神社に祀られているのは、「諏訪神社」と同じく建御名方神(たけみなかたのかみ)と、その妻神・八坂刀売神(やさかとめのかみ)だそう。この2人がセットで諏訪様と呼ばれているらしい。
建御名方神(たけみなかたのかみ)
その妻神・八坂刀売神(やさかとめのかみ)
↓
セットで 諏訪様

建御名方神(たけみなかたのかみ)と、諏訪信仰のはなし
建御名方神は、日本神話に登場する神様で、出雲の大国主神の子とされています。『古事記』によると、天照大神の命を受けた建御雷神(たけみかづち)が出雲に「国を譲ってほしい」と申し入れた際、唯一反抗したのが建御名方神。
しかし力比べに敗れ、信濃(今の長野県諏訪)へ逃れ、「この地から二度と出ない」と誓ってそこに留まったという伝説があります。
以来、諏訪の地では彼を「水と風の神」「狩猟・農耕の守り神」として崇めるようになり、全国に諏訪神社が広まりました。この竹田の諏訪神社も、その一社というわけです。
湧水のそばに神社がある意味
諏訪様=建御名方神は、水を司る神。湧き出る水、川の流れ、雨や霧といった自然現象も、かつての人々は神のはたらきだと信じていました。
湧水のすぐ奥に神社があるというのは、そうした自然への敬意と感謝の形。この泉の水がいつまでも枯れず、人々の命を支え続けてくれますように。そんな祈りが、長い年月の中でここに根付いていったのかもしれません。
諏訪神社に実際に訪れてみたレポート
この日は神原という川と神社がすごいエリアに遊びに行こ〜!と行く途中によって、まず泉水湧水でお水をゲット。

澄んだ汲みたての水をごくごく飲んでおいしい〜。

汲んだ後は、しっかりキャップを閉めます。泉水湧水の紹介はこちらの記事から。

この日は、奥にある諏訪神社に行こう!と向かうことに。左奥にある道を進みます。細い道で民家の間を通るので「ここ通っていいの?」という感じがしますが、大丈夫。

こんなちっこい鳥居があります。おじさん(夫のまさし)が巨大に見えますが、そうじゃなく鳥居がちっこい。

屈んでくぐる鳥居ってなかなかない〜。

進むとすぐある、小さな拝殿。

作りはとってもシンプル。石段の上に木造で建てられていて、壁はほとんどない。

しめ縄も、紙垂(ヒラヒラした白い紙)もきれいで、誰かがちゃんと守っているんだなぁと教えてくれる。

天井には模様があったり、なかったり。改装されたところが無地になっているのかな。

奥にある神殿も丸見え。神様がそこにいるのかな。

横にあるこの飾りが異質で気になった。飾り?水と雲を彷彿とさせる模様。奥の森が、どこまでも続く感じもいい。

さて、帰りますか。

鳥居の上でも、生物たちが暮らしている。

この先の左側に泉水湧水と駐車場があるよ。泉水湧水から徒歩2分で行けるので、ぜひ立ち寄ってみて。
私は、このエリアに詳しい人に諏訪神社を教えてもらったけど、多分竹田の人でも知っている人は少ないと思う。ディープスポット。

この あとは、立派な石橋を見に行って、来ましたよ。
アクセスと、竹田まちホテルからのおすすめコース
諏訪神社(泉水湧水)へは、竹田市街地から車で約10分。のどかな田園地帯の中、緑に囲まれた静かな山あいにあります。ナビで「泉水湧水」と検索するとスムーズです。駐車スペースあり/トイレなし。
「自然と静けさを感じたい半日旅」には、こんなコースもおすすめです:
▶ 泉水湧水 → 諏訪神社 → 明正井路第一拱石橋(六連水路橋) → 神原の河原 → 穴森神社 → 健男霜凝日子神社(神幸所)
どのスポットも車で15分ずつの距離。ゆったり巡っても3〜4時間程度。竹田の水・信仰・自然がぎゅっと詰まった、ディープな竹田めぐりが楽しめます。
竹田まちホテルのご紹介
竹田城下町の一角に佇む、1日1組限定の一棟貸切宿。築100年以上の古民家をリノベーションし、歴史×モダンが調和する広々空間でくつろげます。阿蘇・高千穂・湯布院・別府にも好アクセスで、観光の拠点にも最適。
旅の合間に、抹茶と和菓子、湧水で淹れるコーヒーを楽しむひとときを。竹田の魅力を感じる、特別なステイをお楽しみください。諏訪神社は、泉水湧水のすぐ隣。竹田まちホテルから車で約10分です。
📍公式サイト:https://www.machihotel.net
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